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水系分散材料における
粒子・分散剤の評価と選定、トラブル対策

水の特性に起因する課題とその対処方法、ナノ分散と分散剤によるぬれと安定性の両立

受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ


水性の塗料やインキ、その他のコーティング材の開発・設計者に。
水の特性に起因する様々な課題を解決し、良好な分散系を得るための注意点が満載。

分散設計の考え方と分散剤を利用した分散性の改良技術、
粒子や分散剤の特性評価方法や分散剤の選択方法、
増粘剤などの添加剤が分散性に及ぼす影響とトラブルについて解説。
 
日時 【ライブ配信】 2026年6月26日(金)  13:00~16:30
【アーカイブ配信】 2026年7月14日(火)  まで受付(視聴期間:7/14~7/27)
受講料(税込)
各種割引特典
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について
定価:本体45,000円+税4,500円
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2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の24,750円)
4月30日申込み受付分まで
早期申込割引価格対象セミナー【1名受講限定】
1名申込みの場合 : 受講料 31,900円(E-mail案内登録価格 31,900円)
定価/E-mail案内登録価格ともに:本体29,000円+税2,900円
  ※1名様で開催月の2ヵ月前の月末までにお申込みの場合、上記特別価格になります。
  ※本ページからのお申込みに限り適用いたします。※他の割引は併用できません。

5月1日申込み受付分から
テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合: 受講料 39,600円 (E-Mail案内登録価格 37,840円)
 定価:本体36,000円+税3,600円、E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
  ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
  ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
  ※他の割引は併用できません。
配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、
 セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

オンライン配信Zoomによるライブ配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)
備考※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
得られる知識水の特性とコーティング材設計の注意点
水性での分散の特徴・溶剤系との違い
界面活性剤や水性用の高分子分散剤の基礎知識
添加剤の役割と副作用
水性コーティングでのトラブルのメカニズムと対策
対象水系で顔料や機能性粒子の分散に携わる方
水性塗料やインキ、その他のコーティング材の開発・設計を行う方
水性塗料やインキ、その他のコーティング材の生産技術・品質管理に携わる方

セミナー講師

郷司技術士事務所 代表​ 技術士(化学部門) 郷司 春憲 氏

元・日本ペイント(株) 【専門】界面化学分野
【経歴】
1978年 日本ペイント(株)に入社
顔料分散などの界面化学に関する研究開発 生産技術開発に従事
開発プロジェクトマネージャー 生産技術研究部長などを歴任
2008年~2013年 (社)色材協会理事
2014年 日本ペイント(株)退職
2014年 郷司技術士事務所開設、技術コンサルタントとして活動中 多数の企業に技術指導の実績を有する

セミナー趣旨

 水を溶媒とする系では、水の特性に起因する様々な課題がある。本セミナーでは、水の特性とコーティング材設計の注意点として、設計課題とその対処方法を説明する。

水系の分散では、溶剤系とは異なる安定化メカニズムなどに特有の課題がみられる。分散設計の考え方と分散剤を利用した分散性の改良技術を説明する。また粒子や分散剤の特性評価方法や分散剤の選択方法を説明する。

 乾燥(成膜)過程では、液体から固体への状態変化や架橋反応が起こる。また、エマルションなどの不均一系であるため、成膜過程は非常に複雑で、乾燥過程で凝集が起こるなどトラブルを生じやすく注意が必要である。
乾燥過程での粒子凝集状態の評価や、増粘剤などの添加剤が分散性に及ぼす影響とトラブルについて、解決策の事例を紹介する。

セミナー講演内容

1.水の特性と留意点
・水の特性・有機溶剤との比較 
・水系塗料の構成とバインダー樹脂の特徴
・水性塗料の製造上の留意点  
・水性塗料設計の課題と添加剤の利用技術

2.水系の分散剤
・界面活性剤
・高分子系分散剤
・構造制御型の高分子分散剤

3.粒子・分散剤の特性評価方法
・分散に影響する代表特性
・分散剤の選択方法

4.ナノ分散と分散剤の利用技術
・ぬれと安定性の両立
 ・ナノ分散特有の留意点

5.水系でのトラブル例と制御方法
・増粘剤が分散に及ぼす影響とトラブル
・乾燥(成膜)過程での粒子凝集

 □ 質疑応答 □